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――我々ミウラーズは、無事タイムトンネルから帰還した少女Iとの接触に成功した。

以下、衝撃的な体験をした少女Iへの単独インタビュー内容を文字起こしにて記録する。

少女同様、タイムトンネルにとらわれてしまった人々へのヒントとなる…かもしれない。

なお、我々の翻訳機が機能せず英語ではあるが、その歩みは動画でも確認できる。

①自由に動けるようになったら

まずはリーおじさんと話したんだったかな。

で、持ち物からから「現実修理機」を取り出して、リーおじさんに渡したんだよね。

そしたらおじさんが消えちゃって、運転席に落ちてた「時空ナビ」を拾った…んだと思う。

その機械で、「未来」に行ったんだっけ。

②未来に向かったら

ホログラムになったおじさんに話しかけて、その足元に「現実修理機」を入れた。

そしたらおじさんは、「修理には、どこかで磁石を手に入れて、あと

バン(おじさんは「博物館」って譲らなかったけど)の後ろにある金貨を取ってきてほしい」って。

③90年代に行ってみた

そこにいたおばさんは、バンドの超レアな音源が欲しいって言ってた。あと念のため、磁石を集めてるか聞いてみたんだったかな。

そしたら、磁石はギターの部品に使われてるって教えてもらった。でもバンの後ろに行こうとすると「ポスターに近づくな」って言われちゃって。

ちょっとイラっとした。

④60年代へ行ってみた

ちょっとあんたらモラルどーなってんの、的なミュージシャンたちに話しかけてみた。 

磁石持ってないか聞いたら「知らない」って言われたけど、ギターにの中にあるんでしょって聞いたら

「失くしたピックを持ってきたらギターを譲ってやる」って言われた。

⑤90年代に戻って…

まず棚からテープレコーダーを取ろうとすると、コレクターの人に「さわるな」って言われた。

なんか、私が動くとすぐ気づくみたいで。だから、「他の時代に飛んで、90年代で欲しいものがあるとこまで移動して、

そしてまた90年代に戻ればいいんじゃね?」って考えたんだ。

そうやって、棚からテープレコーダーをゲットしたんだよね。

⑥ 60年代に戻って…

「曲作ってないのか」ってバンドに聞いたら演奏してくれたから、レコーダーで演奏を録音したんだよ。

で、カセットテープをゲットしたからコレクターおばさんに渡そうとしたら「テープがきれいすぎておかしい」って偽物だと疑われて。

だから、ちょっと熟成させようって思ったんだ。

⑦グローブボックスに…

この中に熟成させたい「アレ」を入れた後に未来にいったら、一瞬で解決。イェーイって感じ。

⑧「アレ」をコレクターに…そして「ナニ」をバンドに…

で、ブツを欲しがってる人に渡したら、もうアタシそっちのけになっちゃって。

だからポスターにくっついてた「ナニ」をもらっていったんだ。

で、「ナニ」を元の持ち主に返したってワケ。アタシが欲しかったものは…ちゃんと手に入ったよ。ちょっとやりすぎたかもだけど。

⑨金貨は…?

これまで見てきた中で、未来の博物館にあった変な壁を通り過ぎた位置に移動できる時代にいって、

また未来に行けばいいだけ。楽勝でしょ?

⑩それでおわり?

いや、それが…未来の私から「ムジュン」を解決しろって言われた。

おじさんに相談したら、ヒントをくれたんだけど…。

要は、これまでで「なんでこんなところにこんなものが?」っていうコトを体験した「ある場所」に現実修理機を置いたんだ。

⑪謎解き苦手勢だからもうちょっと具体的に教えてもらってもいい?

んーーー、言ってもいいのかなぁ…。ま、「ある場所」っていうのは90年代の植木鉢の中ね。

おじさんとタイムトンネルに入っちゃったタイミングで、現実修理機をおじさんの植木鉢から見つけたじゃん?

つまり…そういうこと。

で、無事もとの場所(時系?)に戻ってこれたんだけど…

まあ、結局その後がまた長くなったんだけどね…。

ーーーーーーー

我々は少女に感謝を述べ、インタビューはこれで終了した。

少女いわく、上記内容は最も早くタイムトンネルから脱出する方法ということであったが、

これを読んでいる皆さまは、ぜひ気になるところはすみずみまでご覧いただき、

我々ミウラーズが苦心した翻訳を味わっ…いや、なんでもないのでとにかく楽しんでいただきたい。

(了)


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